我が家のリビングのテレビが寿命を迎えました。
最初は画面の下の方が縮んでゆがんでいるだけだったのが、そのうちに上下が黒く、横長に圧縮した画面になってきました。
「ハイビジョン?」
とか言って面白がってたのもつかの間、ついには上下のセンター付近に一本の光の横線だけになるようになってしまいました。
テレビの側面に手のひらで「バンッ」ってツッコミ入れる感じでドツくと復旧したりするんだけど、ご機嫌斜めなときは何度ドツいてもそのままで、泣く泣くスイッチオフって生活がここ数週間続いてたんです。
その瀕死のと同じ20型のステレオテレビ(もちろんフラットではないヤツ)を買い替えるつもりで新聞の折り込みチラシを見てると、「ポッキリで安い」ミド○電化も「中途ハンパでなお安い」和○電気も、「安値日本一に挑戦」のコジ○電機も、だいだい2万数千円くらいして、貧乏な我が家としては「もうちょっと勉強してもらわんと買われへんな〜」と、ため息をついていたんです(関西圏の人でないと列記の電気屋さん全てはわからないかも知れませんが^^;)。そんな2000年7月28日、仕事上の業界のビアパーティがありました。例年、残念賞まで入れれば参加者全員になにかしらの賞品があたるという大変気前のいい抽選会がパーティの目玉です。
会場は大阪心斎橋の全日空ホテル。時間どおりに到着しパーティ会場の間に入ると、開場の時からその部屋の一角には、来るべき抽選会の景品が並べられていました。残念賞の多数の包みの回りに大型のスペシャルプライズ。CDコンポや電子キーボード、ハンドマッサージ機、ズボンプレッサー・・・その中でもひときわ大きいのが、テ・レ・ビ♪
25型で、もちろんステレオで、しかも今はやりの平面ブラウン管、その上デジタル放送対応のD1端子付き♪ 同席の同僚や知り合いに、「当たったら市価の半額で売ってくれ」と頼みまくってるうちに始まりました、ビアパーティ。
ワタクシたち来賓と幹事側を合わせると150名くらいの立食パーティです。一応、仕事関係のパーティなもんで、お得意様へ挨拶したり、競争相手の同業者とハラの探り合いしたり、代理店の担当者と商談ルームさながらのツッコんだ打ち合わせをしたりと、そこは営業のハシクレなりの立ち居振舞いはしてましたが、つねに視界の片隅にはテレビ。会場に入場のときもらった抽選番号札は末広がりのゾロ目「88」。その札をポケットの上から時折さすりながら、1時間ほどの歓談を過ごし、いよいよ抽選会です。
石鹸詰め合わせ、洋酒一本・・・このあたりの小当たり賞品がまた本数が多いっ 「こんなトコで当たってたまるか」と88番がコールされないよう首を引っ込めていました。
「次の賞品はコーヒーメーカーです。ご当選は、はちじゅう・・・」『ひゃ〜、来ないでくれぇ〜』って感じでした(笑)。
「当たったら市価の半額で売ってくれ」と頼んでいた同僚はSONYのCDウォークマンを当て、ご満悦。同じく頼んでた知り合いは、体脂肪計を当てました。ふたりともそこそこのプライズをゲットしたのでそれは良かったのですが、いよいよ自力でテレビを当てなければならなくなりました。
スペシャルプライズの電子キーボード3本・CDコンポの当選者が決まり、いよいよテレビ♪
『頼むぅ〜、来てくれ来てくれ来てくれ来てくれ』心の中で念仏のように唱えつつ、『他の人はきっとオレほどテレビを必要とはしていないはず。ならば神様はオレに当ててくれるよな〜、もし当たんなかったら神様、オレはアンタを見そこなうぜ』などとバチあたりな挑発を神様にしてみたり。いよいよポケットから出した88番の番号札を握り締める手には当然のように力がはいります。もしここでテレビが当たらんかったら残念賞になってまう。まさに天国と地獄の分かれ道。ましてテレビ狙いは公言していたことですし、同僚たちがそこそこのプライズをゲットしたっちゅーのに、ハズレてヤツらになぐさめられるのはごめんじゃ〜
「ご当選は・・・・」
『来てくれ来てくれ来てくれ』
司会者も残った天国と地獄の分かれ道の人たちを意識して引っ張ります。
「はちじゅう・・・」
『もうイッコはち、もうイッコはち』
「・・・はちバンっ!」
「うおぉぉぉ〜〜っ」
いやぁ〜、オーナー社長さんとか年配の目上の方がたくさんいらっしゃるところでなんなんですが、吠えましたよワタクシは。めちゃうれしかったんだもん♪
司会者のもとへ行って、皆さんに挨拶して、テレビが当たってこんなにうれしいっていうコメントをして(残るは残念賞だけという状況になったもんで、パーティのテンションは一気に下がってしまってましたから、大興奮してるワタクシとのギャップはきっと大きかったことでしょう)、さてテレビさんをお持ち帰り・・・と思ったら、さすがにデカイぞ25型。結局宅急便で自宅に送ることにしました。
その発送手配のあいだも、主催者側の人に相談したり、全日空ホテルのホール係の方に宅急便の手配を頼もうとして配膳係の人に話し掛けたり、美人コンパニオンに「すごいですね」なんて話し掛けられて有頂天になったり、その姿をお得意様に見られて冷やかされたり、「オレには日頃世話になってるやろ?」とカツ上げされそうになったりで、みっともないくらいあたふたと舞い上がってしまいましたよ^^;
翌々日の7月30日の日曜日、無事テレビが我が家に到着しました。
開梱したら、やっぱりデカイぞ25型。20型に見なれた目には異様なデカさに映ります。ウチの中で異彩を放つくらい存在感あります。
さっそく20型を置いていた場所に据えて『やっぱデカイな〜』、ビデオやらCATVやらの配線して『ちゃんと映るかな?』スイッチオン!
ま・・・まぶしいぞ25型、発光するブラウン管がデカくなるとこんなに明るいんや〜
音がめちゃきれい。前のも一応ステレオだったけど、このテレビは音が一個一個鮮明に響いて、しかもサラウンドなのかな?バスがとってもハッキリ生きてる。
そして、フラットブラウン管。さすがにエエわ〜^^ 噂通り画面の映りこみがなくなって見やすいし映像がゆがまない。「テレビってのはあのゆがみがツキモノ」という常識が根底から覆されて、逆に違和感を感じるほどですわ。
ヨメさんや子供からも「お父さんエライっ」って見直されるし、とってもシ・ア・ワ・セ♪
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